天神学園高等部の奇怪な面々33
と。

「!」

咄嗟にラルフとアンが、美奈子と拓斗を庇うように立つ。

「え、なになに?」

状況が把握できていない美奈子に。

「美奈子さん、下がって」

拓斗もまた身構える。

「どのくらいいますか?」

彼の問いかけに。

「熱源反応は3以上10以下…それほど大きな熱源ではありません…成人男性程度」

アンが周囲に視線を走らせながら言う。

< 47 / 146 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop