天神学園高等部の奇怪な面々33
なりは小さいとはいえ、何せあの怪獣の子供だ。

凶暴さは折り紙つきだろうし、鋭い牙も持っているに違いない。

「油断するなよ、無理して深追いする必要はない」

狙撃銃を握り締めるラルフ。

「追い払うだけでいいんですよね?」

確認をとりつつ拳を握り締める拓斗。

「あんまり酷い事しちゃ可哀相だもんね」

背中の大きなハンマーを構える美奈子。

「任務了解」

アンもまた、目の前のチビモゲラ達を見据えた。


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