天神学園高等部の奇怪な面々33
残るチビモゲラは一匹。

喉を鳴らし、眼を剥き、威嚇の咆哮を上げながらアンを睨む。

対するアンはいたって冷静。

前のめりになって突進してくるチビモゲラ。

その牙を反転して回避しつつ。

「はっ!」

擦れ違い様のローリングソバットを、チビモゲラの延髄に!

強烈な一撃で瞬時に意識を断たれ、チビモゲラは雪中に顔面から倒れた。

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