天神学園高等部の奇怪な面々33
「こんなどことも知れない辺境の地で、これだけの贅沢三昧出来るんだから…アリーシェさん様々ね…遭難万歳、修学旅行最高っ」

呑気な事を言いながら、五本目のピンドンを空ける冬。

まさしく底無しのウワバミ。

それほど大柄でもない彼女の、どこに大量の酒が消えていくのか。

喜屋武など、グラス1杯も飲まないうちに泥酔し、それでも尚、冬に飲まされたものだから床に転がっている。

急性アルコール中毒が心配だ。

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