天神学園高等部の奇怪な面々33
それが、嗚呼、何という事だろう。

ワクワクしながらバスに乗り込んで、気がついてみれば気温0℃の大雪原。

名も知らぬ辺境の土地と来たもんだ。

愕然としたし、何でこんな目にと思わなくもなかったが、悲観した所で現状は変わらない。

『降りかかる火の粉は己の手で払うしかないのだ』

敬愛する腹出し爆睡部(中国拳法部)の老師、完璧超人先生の教えを思い出し、拓斗はラルフらと共に周囲の調査に向かった。
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