天神学園高等部の奇怪な面々33
「今回はすごい美人の教育実習生さんも修学旅行一緒なんだね」

しげしげと眺める拓斗。

「あらぁ?拓斗君はああいうクールビューティーが好み?」

ニヤニヤ笑うアリーシェに、拓斗赤面しながら大慌て。

「でも…美人だけど何か無表情で無機質…ロボットみたいな感じもするわね」

苦笑いする美奈子。

その声が聞こえたのか。

「……」

ツカツカと美奈子に歩み寄ってくるアン。

「惜しい、ロボットではなくアンドロイドです」

「「「えぇええぇえぇえぇっ?」」」

言っちゃっていいのかよっ?

「別に機密にしておけとの命令は受けていませんので」

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