いじめ
うそ………
あたしはなつを見た。
何が起こったのかわからない顔をしていた。
「梨々香達……?」
あたしは教室を出ていくるぅ達を見てた。
だって、
あなたならどうする?
「麗奈」
ビクッ
1人ドアの手前で止まる梨々香。
ニコッと笑う顔は、
まるで、
早く来い
と言っているかのような、
人間の顔をした悪魔だった。
「麗奈………
来ないの?」
その言葉は、
あたしがいじめられるか
いじめる側につくか決めさせる言葉だった。