約束~最後の1ヶ月~
そっか・・・・



俺、車に引かれたんだ。




まだ起き上がることが不可能な俺はずっと天井を見ていた。


もはや、目の焦点はどこにもなかった。



「…ッ…ヒック………」



綾の泣き声だけ無限に鳴り響いてた。



「ごめんな・・・・」



「成瀬・・は・・・・っ・・何・・にも…悪くないよ・・」




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