約束~最後の1ヶ月~
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       ―――




何時間こうして俺は歩きつづけてきたんだろう?



そろそろ帰ろうかな



「ちょー待って!!!」


「何?」



「俺、大樹っていう暴力団のものなんだけど・・俺のとこに入らない?」




「いいよ」




「じゃあさっそく来てよっ」





―ガラッッッッー・・!!!―




「ここだよ~♪」




「こんにちは」



小さく頭を下げる。



「ちぃーす!!!!」



20人くらいの人間の群れが次々と挨拶してくる。



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