約束~最後の1ヶ月~
「怖くないと言えばうそとなるな・・」


これが運命ならば受け入れなければいけないだろう・・太陽にこうして会えたのも運命なの?



「そっか、もしかしたら成瀬が病気だったのを大樹は知ってたのかも・・」



「そうかもな・・」


「ここの団はだいたいの奴が病気持ってるんだ。」

「だから仲間の死も受け入れなければいけないって事」



「俺は太陽が死ぬのを見たくはない」



「じゃあ約束しようよ~?」



「いいよ」


それは果たせれない約束なのにまた約束して
・・次は俺と太陽どっちが傷つけばいいの?


なんでこんな約束をしたの?


それは俺から誘った約束・・




“俺と同じ日に死のう?それと、お互いに死ぬって感じた日に思ってることを手紙に書こう??”





運命がある限り無茶な約束



でも、信じていたかったんだ。

余命が2週間前の太陽が
そこまで生きれることを・・


手紙は…お互いが忘れないために…

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