キミの声


結局、私は華から預かったラブレターをキミに渡したよね。

キミは、私の目をキツく睨みつけ

《何これ?》
って。

『華に頼まれて渡しにきた。』


《誰からなんてきいてない、これは何かってきいてんの。》

『…』
《ねぇ。》
いつもより低い声のトーンでキミは私に言ってきた。

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