Yucky☆マニア~Special Fan book~
プイッと顔を背けながら
ゴミ箱に向かって、紙パックを投げ捨てると
「いつか…そんな女の子が現れたら、俺に一番に紹介してや??」
玲央はそう言って、ニッコリ笑う。
「そうそう。
その頃には俺は恋愛マスターになってる予定だから!
困ったことがあったら、なんでも聞きたまえ!!」
拓海はそう言って
ウザイくらいに自信満々でそう叫ぶ。
うーーー。
真剣な恋愛に向き合える女の子ねぇ……
そんなオンナ、一生かかってもお目にかかれなさそうだけど、いつかそんなコにめぐり合うのかなぁ。
うーーーん
そうなったら俺が束縛とかされちゃって、ブンブン振り回されちゃって、必死になっちゃったりするんだろうか。
うわ~~~。
絶対ヤダ、そんな構図。
俺は絶対に真剣な恋愛はしない。
自分の時間を他人に割かれるなんて、死んでもゴメンだ。