Yucky☆マニア~Special Fan book~
う、うぎゃあぁぁぁぁぁ~~!!
あまりになまめかしい、妖艶な部長の声に俺のカラダはゾワワワワーと鳥肌が立つ。
な、なんだ、この人!!
なんなんだ、この人~~~!!
耳を押さえながら、真っ赤になって部長を睨むと
「ハハッ!かわいいな~、藤堂は。」
「は、はぁっ!!?」
「からかいがいがあって、超たのし~い♪」
部長はケラケラ笑いながら、俺の頭をポンポンと叩く。
――む、むかつく!!
からかいやがったな!?
この俺を完全にオモチャにしたな!?
そう思うと心底腹が立って
「人で遊ばないでください!!」
そう怒り狂うと
「なーに言ってんの。
からかってください!って言わんばかりに、俺の前に現れる藤堂が悪いの。どーしても俺に遊ばれたくないなら、違う部署に行くしかないねぇ。」
そう言って
悪魔な上司は俺の首筋にチュッと春風のようなキスを残した。