Yucky☆マニア~Special Fan book~
そして画面の中の女が嬌声を上げて登り詰めた瞬間。
「う…あ……っ。」
俺は欲望の詰まった白い液体を思いっきり吐き出した。
ティッシュで白い液体を拭き取りゴミ箱に投げ捨てて、俺はPCを停止させる。
――ヤベ……
今日の一人エッチ、最高に気持ちよかった……。
俺は少し気だるさの残る体をベッドにドサリと沈めると、机の上にある大人のDVDのパッケージをゆっくり手に取る。
美織そっくりの顔と声で俺を興奮の絶頂に導いた神のようなDVD。
このDVDの寄贈主は他の誰でもない。
俺のムカつく幼なじみのムカつく父親、桐谷慎だ。
美織と拓真が付き合い出して少しした頃
「ねぇ、キョウちゃん。
今度拓真くんとデートするんだけど……服のコーディネート見てもらってもいい??」
あのクソオンナにそんな提案を持ち出されて、渋々アイツんちに遊びに行った日のコトだった。