Yucky☆マニア~Special Fan book~
「お願いします!!
そのお宝、俺にください!!!」
そう言って
必死に土下座する俺を見て満足そうに微笑むと
「しょうがないな~~。
じゃぁ響弥にこのAV貸してあげる♪」
「え!?」
「期間は無期限でいいよ。
とりあえず飽きたら返して♪」
「えぇ~~~~!?」
慎のヤツはニヤニヤ笑いながら、こんな悪魔な一言を口にする。
む、む、むかつく~!!
貸す!?
この期に及んで“貸す”!!?
あげる、っつったじゃねーかよ!
このうそつき!!!!
怒り最高潮のまんま目の前の悪魔を睨む俺。そんな俺を見て心底嬉しそうにニコニコほほ笑むと
「ま、これで性欲処理して満足してろ。
ソレ、無利子・無期限で貸してやるんだから、俺のカワイイ、カワイイ、美織に手を出すんじゃないぞ??」
「…は、はぁ~~っ!!?」
「あのねぇ。
俺の目をごまかせると思うなよ、クソガキ響弥。美織に手を出したら…殺すからな。」
俺にAVの紙袋を押し付けて、慎は殺意満点の瞳で俺をギロリと睨みつけて。悪魔なオッサンは後ろ手でバイバイをしながらその場を後にしたのだった――……。