Yucky☆マニア~Special Fan book~
――やっぱ好きだ…。
どんなに諦めようと決意しても
この顔を見るとダメになる。
アイツが少しでもほほ笑んでくれた日にはクールを装うけれど……内心小躍りしそうなくらいにうれしくなる。
なのにさ??
俺はいつもアイツを傷つけてばっかりだ。
不器用でプライドの高い俺は
どうしてもアイツに好きだと言えなくて
自分の気持ちを素直に言葉にできなくて
消化できないほど大きな“好き”という気持ちが手に負えなくなった俺は、いつもアイツをこっぴどく傷つける。
近づいて
傷つけて
仲直りして
傷つけて
再会してからの美織と俺は
ずっとその繰り返し。
俺と関わるたびに美織は泣いて
「キョウちゃんなんて大っ嫌い!」
を連発する。
傷つけることしかできない俺は
いつだってアイツを困らせて泣かせるばっかり。
傷つけたい
誰よりも傷つけたい
そう決心したはずなのに、それでもアイツが俺の近くで笑ってくれるとホッとする。
『キョウちゃん』
あの頃と変わらない呼び名で美織が自分を呼んでくれると、ココロの奥がホッコリとあったかくなって、心の中が満たされる。
矛盾…してるよな。
傷つけたいのに微笑んで欲しいだなんて。
傷つけてるくせに、自分をもっと見て欲しいだなんて、都合がいいにも程がある。
どんなに諦めようと決意しても
この顔を見るとダメになる。
アイツが少しでもほほ笑んでくれた日にはクールを装うけれど……内心小躍りしそうなくらいにうれしくなる。
なのにさ??
俺はいつもアイツを傷つけてばっかりだ。
不器用でプライドの高い俺は
どうしてもアイツに好きだと言えなくて
自分の気持ちを素直に言葉にできなくて
消化できないほど大きな“好き”という気持ちが手に負えなくなった俺は、いつもアイツをこっぴどく傷つける。
近づいて
傷つけて
仲直りして
傷つけて
再会してからの美織と俺は
ずっとその繰り返し。
俺と関わるたびに美織は泣いて
「キョウちゃんなんて大っ嫌い!」
を連発する。
傷つけることしかできない俺は
いつだってアイツを困らせて泣かせるばっかり。
傷つけたい
誰よりも傷つけたい
そう決心したはずなのに、それでもアイツが俺の近くで笑ってくれるとホッとする。
『キョウちゃん』
あの頃と変わらない呼び名で美織が自分を呼んでくれると、ココロの奥がホッコリとあったかくなって、心の中が満たされる。
矛盾…してるよな。
傷つけたいのに微笑んで欲しいだなんて。
傷つけてるくせに、自分をもっと見て欲しいだなんて、都合がいいにも程がある。