Yucky☆マニア~Special Fan book~


あ~~~ぁ。
俺って進歩ないのな。



10年前のあの頃と
何も大差がない。





――もう…いい加減、止めにしよう。




医務室で真っ青な顔して寝てる美織を見ながら思ったのはそんなコト。




こんなこと続けててどうなる??


傷つけ続けて

裏切られ続けて


そんな負の連鎖を続けてお互い幸せなのか??





コイツだって俺だって
お互い近くにいるから不幸になるんじゃねーの?


離れたら
接しなければ
今までみたいに他人に戻れば


お互い平和で幸せな毎日が遅れるんじゃねーの??





――もう…ホントにやめにしよう。


疲れた……

傷つけることも

変な期待して裏切られることも、もう沢山だ。



もう美織のことは諦める。
今度こそ諦める。





そう思っていた帰り道


「知ってるよ?
響弥…おねーさんをレイプしたんでしょ??」


キラは俺を大学の校門付近で待ち伏せをして
あろうことかこの俺様を脅迫してきた。



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