SUN or RAIN②




時雨君は言ってたように仕事が忙しいみたいで夏休みはなかなか会えなかった。



ほとんど会えなくて、


会うのは時雨君の家――会えたとしても疲れた顔をしていた。



「やっぱりキツいでしょ? 休んでいいよ?」


と言っても


「無理……」


そう言ってあたしを抱きしめて、


「ちょっと充電――………」


って可愛いことをする時雨君をまた好きになる。



デートに行けなくても良かった。




夏休み最後の日……
「俺が好きなのはお前だけだから、俺を信じて……?」


と、真面目な顔していきなり言うから……。


「うん///」



信じてるよ、大好きだもん。



そうして2学期が始まる――……



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