硝子の器に君の雫
30分後、そこに現れたのは先輩と同類のやつだった。
二人とも茶髪で派手な雑誌にでも載っていそうな女だった。その後ろにふたりにくっつくようにして一人背の低い女がいた。
2人とは全く違う系統だったが、どうやら合コンをするのはこの3人らしい。席についてもその小さい子は緊張しているのかガチガチだった。
しきりにテーブルをみたり、髪を触っていたりした。恐らくその2人に人数合わせのためだけに仕方なく付いて来たのだろうと思った。