硝子の器に君の雫


 毎回自分のことが好きかどうか確認したり、どうでもいいメールや電話のやり取り、四六時中一緒にいたいだの、結婚しようだの自分の周りに寄ってくる女は頭の中が空っぽの奴ばかりだ。
  


 髪は汚く染め上げ、爪は汚く、下品な露出の多い柄物の服、目の周りは真っ黒、廊下や教室で奇声をあげる。


簡単に人を好きになって訳もわからない言い訳をして別れる。



そんな奴らを彼は心の中でいつも潮笑ってた。

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