Special
「俺も。ジュンちゃん」
「ほんとぉ?そのわりにメール1通ってひどくなぁい?」
「色々話したいことがありすぎて、メールじゃ難しかったから。でも勇気出して呼んだんだけど」
「え~~~じゃあ許すぅ」
媚過ぎず、俺様になり過ぎず。
気が付けばトップになっていたけど、俺はそんなの興味ない。
ただ一人、恩返しをしたい人がいるからトップになり続ける。
ただ、それだけ。
「どうもありがとう、ジュンちゃん」
「また来るね!連絡いつでも待ってるからね!!」
「…あぁ、また必ず。気をつけろよ。家ついたらメールして」
女は夜の街に消えていった。
見送りがてら外で煙草を咥え火をつける。
忙しいけど2、3分位目をつぶってくれるだろ…
そんな時、ふと視線を感じた。