Special
◆秘密の想い◆

ホストClub DReaM――新規入店



「はぁ····」


大きく溜め息をつく。
それもそのはず、昨日のこと。

あんなに勇気を出してあの場所へ足を踏み入れ、奇跡的に外に出てきた彼に会えたというのに…

私は机の上の自分の鞄を見た。


「また私の手元に戻ってきちゃった…」



『金しか興味ない』



あれは正直な気持ちだよね。

だってホストだもん。№1だもん。



「はあぁぁぁ···」


そう思ってはまた深い溜め息が自然と口から出てきてしまう。




< 13 / 200 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop