Special

俺は、ここと、貴女と、過去の俺に別れを告げにきたのだから―――。




「…そう…そう、よね」



俺に傷が残っているように、貴女にも深い傷があるのだろう。


唯一繋ぐものはその傷だ。



「さよなら」



そして




「ありがとう」





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