Special


まだ昼前だったから、その足で私とレンはペットショップへと向かった。


一通り必要なものを一式購入したけど―――


「わぁ~!レン!ごめんなさい!!」


私はレンに泣きそうになりながら頭を下げた。


「学校に鞄置きっぱなしだからお財布持ってなくて…あとでちゃんと半分返すから!」


そんな私を見てレンは言った。


「…いらねーよ」
「だ、だめだよ!」
「金なら大丈夫だから」
「それとこれとは話が別!」


私はレンにそう言い切ると、レンからレシートを奪い取った。



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