Special

「・・・そ。で、レンとはどんな関係?」
「別に、関係なんて特に―――」
「だったらなんでここにいる?」
「それは・・・」


男は冷たい目で笑うと私の手を取った。


「これ、オレの名刺。絶対連絡しろ」
「はっ?!」


私は自分の手に握らされた名刺を見た。
そこには“マサキ”と名前が書かれていて、連絡先も勿論記載されてる。


「しなければ、即、レンを潰す」


な、何いってるの、この人・・・・

“レンを潰す”なんてそんなこと簡単に出来るわけ―――――…


「カンタンなことだ」


私の考えていたことがわかったかのように、またマサキは私の顎を掴んで正面を向かせる。

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