Special


え・・・・?


レンはなんでいなくなったんだろう。私が嘘をついたから?

でもチビは置いて行くなんて考えられないし…


それをも超える理由…

もしかして、マサキとのことを知っているんじゃ―――…




―――ガチャ

そんな考え事の間にドアの開く音が聞こえてまた目の前にレンが立っていた。

そして手には小さなレジ袋。


「ほら。由麻のことだから、そいつ置いたまま買い物とか行けなかったんじゃないか?」


そういってレンはこの前と同じように私にその袋を差し出した。


レン・・・・ごめんなさい。


私は必死で胸の内でその気持ちを堪えて袋を受け取ると、笑顔で、ありがとう。と言った。


「それと…」


レンが神妙な面持ちで話を切り出したから私は心臓が飛び出そうになった。


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