新訳浦島太郎~another story~
この美鈴という太郎と同じ齢の少女、手先が大変器用で、美しい織物を仕立て、街に売りに行くことで生計を立てておりました。
太郎に好意を抱いており、彼が海から戻る頃になると、毎日大きなおにぎりを抱えて迎えに行きます。
そして今日はどんな事があったのか、何が釣れたのか、何を教わったのか、楽しそうに話す彼と並んで集落へと歩いて帰る事が習慣となっていたのでした。
< 5 / 201 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop