あめだま
「おい、おっさん
何してんだよ」
「ふぇ・・?」
「な、なんだね君は?!」
「その子イヤがってんだろ?
気持ち悪い手ぇ離せ!!」
周りがざわめき始める。
「もぉ、大丈夫だかんな?」
ニカッて笑う彼にあたしは
なぜかドキドキが隠せなかった…
「あ…あの。」
「ん?」
「たっ助けていただいて
ありがとうございます!!
よかったらお名前…
教えてくれませんか?」
「俺の名前は斎藤明希。
君の名前は?」
「内村愛です!
あの、お礼したいので
連絡先教えてください!!」
「んあ~…いいけど?
つかタメでいいよ?
愛ちゃん何歳?」
「はい!あ、うん!
16歳になるよ!
明希君は??」
「え!まじ?!俺も今年で
16歳なんだけど!!笑
愛ちゃんちっちゃいから
中学生かと…」
「立派な高校生です!!笑
あ、お礼何がいい?
あたしなんでもするよ!!」
「へぇ…なんでも?」
「??あたしにできる事なら」
「じゃあさ、体で」
「は…い?」
「体だよ、カ・ラ・ダ」
「な、何言ってんの?」
「体でお礼してよ
俺さっきの見てちょっと
興奮しちゃった。
ね?だから今から俺と
一緒来て?」
「やっヤダ!!」
「なんでも聞くって
ゆったろ?あれは
嘘だったわけ?
俺が助けなかったら
愛ちゃん今頃あの
おっさんに食われて
たんだぞ?
まぁ今から俺が
喰うけどなっ笑」
「…わ、分かったよ…」
あーあ学校サボっちゃった。
あたしは仕方なく明希君に
着いて行った。