わたし、すきなひとができました。
へんなきもち
「えー、今日は委員会や係を決めようと思う」
と先生の一言。
委員会かぁ…何やろう。
「はるごん何やる?」
「学級委員!」
「うぁやば、めっちゃはるごんっぽい!」
そっか、責任感のあるはるごんは学級委員にぴったりかも。
去年もやればよかったのに!
「雛子は?」
「うちは去年に引き続き体育委員♪」
「やっぱりそうか!」
体育委員と言えば雛子のイメージだもんなぁ。
「「そーゆー心は?」」
「わたしは…考え中」
「じゃあ実行委員的なやつは?」
「去年大変だったからやだー」
「決めとかないといいの取られちゃうよー?」
「う、うん」
やりたい事とか特にないけど、係よりは委員会に入りたいなーとは思ってる。
この間の集会の後にも思ったけど、はるごんも雛子も、ちゃんと自分の事考えてるよね…
反省。
「…保健委員」
「へ?」
「野口さん保健委員とかやらないの?」
「え…や、考えた事なかったや」
「やればいいのに、保健委員」
「原田くん何でそんなに心に保健委員勧めてんの?」
雛子ナイス質問!
わたしも気になってた!
「んーなんとなく?」
「「何じゃそりゃ」」
「俺から見て、野口さんってなんか保健委員っぽい」
「えー?どのへんが?」
「なんかふわふわしてるから」
ふわふわ、してる…?
「えぇ!?初めて言われた!」
「そう?俺にはそう見えるよ」
そっ、か…。
なんかちょっと嬉しいかも…。