大丈夫・・・君は一人じゃない
呆れながら、キッチンでパンを焼きながら朝食の準備をする。
パンを焼いている間、リビングに戻りテレビをつける。
チーン
パンが焼けたのを確認し、一人で食卓で朝食を食べる。
一人でご飯を食べるのは、いつからだろう?
物心ついた頃から、母親は男遊びに明け暮れ、父親はそんな母親に呆れ私を置いて出て行った。
母親は今何処に居るのかも分からない。
そんな事を考えてるうちに、パンを食べ終わり片付けをして、家を出る時間帯になった。
カバンを持って玄関の姿見で制服を整え、靴を履き家を出た。