わたしの彼氏は芸能人。




私は龍成と沙希の背中を見ながら歩いていた。

2人は私と龍成が別れた後も仲がいい。




私だけ仲間外れのような気がした。

そして何よりも龍成を見ると優真くんの顔が頭に浮かんでとても辛かった。





『ごめん。帰る』

「なんで?」


と、沙希が言った。



沙希は私を気遣ってやってくれたことが逆に辛かった。




「沙希帰っていいよ。結菜と2人で話す。」

『な…んで?』

「話したいことあるから」



龍成のこの一言で何かを察したように沙希は帰ってしまった。

おかげで2人きり。




まだ学校から離れてなかったため、校庭にある遊具に座り龍成と話した。




< 139 / 409 >

この作品をシェア

pagetop