わたしの彼氏は芸能人。
『龍成と付き合う』
「本当に?」
私は龍成の顔を見つめながら静かに頷いた。
すると龍成は今までにないくらいの笑顔で私を抱きしめてくれた。
優真くんとあまり背が変わらない龍成。
抱き締めてもらうと…やっぱり思い出す。
ごめんね、龍成。
これで優真くんを思い出すのも最後。
そう、自分の中で誓おう。
私は抱き締められながら龍成に気づかれないように涙を流した。
「まじありがとう」
『私もありがとう』
たくさんの人に愛されて…私は幸せ者だ。
今度こそ幸せになりたい。