わたしの彼氏は芸能人。



『いやだ』

と言うのと、

同時に優真くんはアクセルを踏んだ。




学校に向かっている道。

たった30分の距離だが、その30分さえ耐えきれず空気が流れていた。




外を眺めながら1人で泣きべそをかいていた。



優真くんにとっては、

私が泣いてる何てどうでもいい。




「着いたよ」

『休む』

「ダメ」

『休む!優真が決めることじゃない』

「母ちゃんに怒られるぞ」

『…いい』

「ダメ」

『なんでよ。』




優真くんが私にここまで言う意味がわからなかった。



例え、私が学校を休んでも…

優真くんには関係がない。




言ってしまえば他人だから。







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