最後の恋なら
数分後…
「ちょっと慣れてきた?」
「ほんのちょっとね!」
「もう手離す?」
「まだ!!」
ほんとに怖い
こんな時まで茉愛菜さんに頼ってしまう
いやーさすが茉愛菜さんだ
「リズム良く出来ないの?」
「だってそんなんやったらまた転びますよ?」
バイト中の会話でもおかしくない
「じゃあ私尚志の前に立つね?
んで尚志が転びそうになったら支えるから」
と言って俺の前に立つ茉愛菜さん
後ろ向きで走れるとか相当うまいだろ!
「ちょ!ぶつからないでくださいね!?
ぶつかったらツバかけますよ!?」
「大丈夫だよ
はいリズム良くー!」