最後の恋なら




唐揚げを並べたら
唐揚げの札を棚に差し込む



こういう地味な作業をいつもしております


特に何か話さなきゃいけないわけじゃないけど



昨日遊んだんだし






「尚志、ゴミ捨てといて」



「はい!」



仕事のことしか話してない



昨日家に上がるのを断ったから気まずいのかな?


「ねー尚志ー筋肉痛とかない?」




茉愛菜さんが話しかけてきた



おー!やっとだよ!



「なんかケツが痛いんですよね?
なんかやったかな?」



なーんかケツがズキズキと



「ローラースケートで転んだからだよ!」



「あ!それか!」



すると



ゴツン!





「いたー!!なにするんすか!」



茉愛菜さんが拳で俺のケツを殴ってきた


ちょーいてーよ!ばかじゃねーの!?



「ふふっかわいいやつめ」




はー?なにその子供扱い



後ろを向いて去って行った茉愛菜さんの後頭部を





ゴン!





チョップした




「いったー!!なにすんの!」


「ふん!かわいいやつめ」




やり返してやったよ



「バカ」




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