最後の恋なら




思い出しちゃダメだ!




「尚志…いたい」



「あ、ごめん!」



ダメだ…いつもと違う俺を見せちゃ



「美羽と会うのも久しぶりだから
耐えきれなくなっちゃったよー
あははははは」


「私…も…し…よ?」


私も嬉しいよ?


って言ってるな




「ひ…」


「ん?」



美羽はケータイを取り出して


文字を打ち始めた



そして俺に見せる


『昨日は楽しかった?
聞かせて』



そうだよな…



何もなかったっちゃ何もなかったんだ


「スポッチャ行ってさ
ローラースケートしたんだけど俺思いっきり転んだんだよ
まじけついてー!」


「ふふふ」


美羽が笑うと俺のケツをなでる


「なにしてんだよ笑」


「……おれー」


治れーじゃねーよ!



彼女にケツを撫でられる俺です




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