最後の恋なら
まあお昼時に1人は辛いよな確かに
すると
スーツを来たお客さんが入ってくる
すると茉愛菜さんが急にシャキッとしだし
「おはようございます!」
少しいつもと違う声のトーンで挨拶をする
いらっしゃいませじゃないのか
「尚志、挨拶」
茉愛菜さんが小声で俺に言う
「あ、おはようございます!」
俺も一応挨拶をする
「おはよー福井さん」
お?誰だ?
めっちゃ偉そうなおっさんだ
「茉愛菜さん、あの人誰ですか?」
「私もよくわかんないけど偉い人みたいだよ」
へー初めて見たな
「尚志は大丈夫だと思うけど
私はあの人に色々されるんだよ」
「お?何をですか?」
「逃げたい……」
茉愛菜さんがそう言った時
「福井さーん」
偉そうなおっさんが茉愛菜さんを呼んだ
「は、はーい」
少し怯えた声で茉愛菜さんはそのおっさんのところへ行く
「尚志はレジに居て」
俺は言われた通りレジに1人で立つ
耳をすまし茉愛菜さんとおっさん二人を目で追う