最後の恋なら
思い出〜茉愛菜〜
そしてさらに1週間後
美羽に嬉しいお知らせがある
「美羽ー!!!」
慌ただしく病室に入る俺
キョトンとした目で俺を見る美羽
やっとだ…
やっとだぞ美羽!
「美羽…よく聞けよ」
俺は美羽の両肩に手を置く
首を傾げる美羽
「仕事決まったー!」
そう言うと
美羽は声にならないほどびっくりしていた
ごめんな美羽の知らないところで探していたんだ
「知り合いの人たちに聞いてみたんだけど
土木って知ってるか?」
一応体力には自信がある
スポッチャで見せたあの神業を見たでしょ?
だから俺ならできる!
すると美羽は俺に飛びつくように抱きしめた
「これで……いっ…しょ?」
ほんとに嬉しそうな声で美羽は言う
「おう!ずっと一緒だぞ!」
「ひさ…し…好き
ずっと……しょよ?」
これで本当に一緒だぞ
美羽