最後の恋なら
「茉愛菜さんの手作り料理をご馳走させてもらえるんですね!
いやー!なかなかいい体験だ!」
「そう?でも途中で買い物させてね?」
「そのくらいなんのこれしき!」
意味のわからない言葉がでてくる
そして事務所を出て
「店長、後はよろしくおねがいしますね」
「はい。おつかれさま」
店長に声をかける茉愛菜さん
そしてコンビニを出る
「あ、尚志、私の車ちょっと助手席しか乗れなくなってるからせまいけどごめんね?」
「え?運転席は?」
「ばか。普通に空いてるよ」
なんでばかって言われた!
助手席しか空いてないって言うから!
と思いつつも車に乗る
後ろの席には何やら本がいっぱい置いてあった
「ごめんね汚くて
汚いの車だけだからね?」
「いや、大丈夫ですよ」
まあ普段しっかりしてるんだから
こういうとこもあったっていいだろう
そして車を走らせる
数分すると近くのスーパーに車を止めた
今日は何を作ってくれるんだろうか
スーパーの中に入る
茉愛菜さんと並んで食材などを見ていると
「尚志何食べたい?」
と茉愛菜さんが聞いてきた
「肉がいいですねーハンバーグとか生姜焼きとか」
どっちも捨てがたい!
「他になんかある?」
「他は特にないかな?」
ある程度目処が立った茉愛菜さんは
「そっか」と言いながらひき肉と玉ねぎと卵をカゴに入れる