最後の恋なら
「もういいよ!私寝るから!」
と言って毛布全部を奪い取る茉愛菜さん
「俺が寒くなる!」
と俺も毛布を奪い取る
「返して!私の!」
「いや、これは世界中の物だ!」
「じゃああんたは宇宙人だから返して!」
毛布の引っ張り合いになる
そして心が折れたのは茉愛菜さんだった
「はあー疲れた…もう二人で使おうよ」
「…え?二人で?」
これは大丈夫なのか…?
「寒い中で寝るっていうなら毛布は返さないけどね」
「わ、わかりましたよ」
それも心が折れる
茉愛菜さんは「わかればいいんだよ」と俺の背中を二回叩いた
大丈夫だ何もないんだから
茉愛菜さんと同じ毛布に入る
入ったはいいけど茉愛菜さんの方には向けれない
「ねえ尚志それであったかいの?
もっと近づきなよ」
俺はこれ以上近いのはまずいかなと思った
茉愛菜さん的にも俺的にも
しかし
茉愛菜さんは自ら俺の方へと近づいてく
そして