最後の恋なら




「私……尚志に何もしないよ?」



茉愛菜さんが言った一言だ





そりゃ俺も何もしないけど



そう思いながら茉愛菜さんの方へと体を向ける



すると



予想以上に茉愛菜さんが近かったことにびっくりする




「近いよ尚志」






その一言がさらに心臓を動かした



「寝れるかな?」


そう言って茉愛菜さんは目を閉じる




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