最後の恋なら
コンコン
ドアをノックする
「どうぞ」
か弱い声で合図をする女の人の声
この声が俺の大好きな声なんだ…
「美羽、おはよ」
ドアから一番手前のベットに座ってる女の子に挨拶をする
そしてその子は笑顔で俺の目を見て
「おはよ、尚志」
彼女の名前は矢崎美羽
この病院で入院生活を送っている
「尚志、朝…早いの…な…で?」
「あ、今日は学校はいいんだ
そんなことよりさ…」
彼女は言葉が上手く喋れない病気らしい
精神病のひとつらしくて
それが脳にまできてしまったらしい
それで言語障害になってしまっている
そして俺の名前は市川尚志
普通の高校に通ってる高校2年生