最後の恋なら






俺も店内に入る


隣には水城さん



「君、何年生?」


水城さんが馴れ馴れしく肘でツンツンする


これくらい馴れ馴れしい方が俺も楽だけどな



「えっと、高校2年です」


「えー!一緒じゃん!」


いや、もう辞めたけどね



「敬語なんて使わなくていいよぅ!
私も1週間前に入ってきたばっかだし!」


「あぁ、そうなんだー」



「姉御ってすごいよね
あ、茉愛菜さんのことね」



「うん。」



俺は福井さんの方へ目線を向ける



「いらっしゃいませー
すみません。ホットドッグの方、もう少しお時間掛かってしまうのですがよろしいですか?
はい。申し訳ございません少々お待ちください」




確かに慣れてるよなー


視線を水城さんのところに戻すと



目が輝いていた


「姉御ー!なんでも出来るのかっこよす!」


憧れているのか?






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