最後の恋なら







あっという間に休憩時間になる


俺は事務室で椅子に座りお疲れ様なため息を吐く
まだ終わらんがな!




「おつかれさまー」



茉愛菜さんが事務室まで来て



「これ、私の奢り、」



茉愛菜さんの手からおにぎりとジュースが渡される



「おー!ありがとうございます!」


「初日だからねー
次からは自分でお金持ってきて食べていいから
よろしくー」



ホントによくめんどう見てくれるな

姉御と呼ばれるのも一理ある…




「初日は大変だよね」


「はい。覚えることがいっぱいで…」



普通のコンビニとは違ってソフトクリームや
パフェ、更にはかき氷も


まだ俺は作らないけどいずれ作ることになるんだろう



「ふふっ」



茉愛菜さんが俺の顔を見てまた笑顔を見せる



「な、なんですか?」



面接の時はじっと見られた


俺に何かあるのか?







< 50 / 187 >

この作品をシェア

pagetop