最後の恋なら
あっという間に休憩時間になる
俺は事務室で椅子に座りお疲れ様なため息を吐く
まだ終わらんがな!
「おつかれさまー」
茉愛菜さんが事務室まで来て
「これ、私の奢り、」
茉愛菜さんの手からおにぎりとジュースが渡される
「おー!ありがとうございます!」
「初日だからねー
次からは自分でお金持ってきて食べていいから
よろしくー」
ホントによくめんどう見てくれるな
姉御と呼ばれるのも一理ある…
「初日は大変だよね」
「はい。覚えることがいっぱいで…」
普通のコンビニとは違ってソフトクリームや
パフェ、更にはかき氷も
まだ俺は作らないけどいずれ作ることになるんだろう
「ふふっ」
茉愛菜さんが俺の顔を見てまた笑顔を見せる
「な、なんですか?」
面接の時はじっと見られた
俺に何かあるのか?