最後の恋なら
とりあえず美羽をベンチに座らせて
俺が水を買うことにした
さっさっと水を取りレジへ持ってく
「いらっしゃいませー
なんだか息ぴったりだね」
茉愛菜さんが水をスキャンしながら
俺に言う
「じゃなきゃやっていけないんでね」
「いいなーそういうの」
袋詰めが終わってお金を渡す
「ホントに変わったね
尚志は」
「………?」
また昔の話をしているのか
「そのうち話すかもね
昔のこと」
俺は返事をしないで聞かなかったことにする
だって反応に困るから
美羽を連れて水族館に向かう
茉愛菜さんの言葉も忘れて楽しまなきゃ!
水族館に向かい
ただただ美羽と楽しく過ごした