最後の恋なら



「茉愛菜さん
熱あるんですか?
今日やけに変ですよ?」


俺は茉愛菜さんのおでこに手をあてた



「……あ」





茉愛菜さんはじっとして動かない



とりあえず熱はなさそうだ




「大丈夫そうですね
でも具合悪かったらいつでも言ってくださいよ?」


「うん。ごめんね」



「じゃあ戻ります」


そう言って俺はレジに戻ろうとする




その時……





「―――――――」


「……え?」




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