最後の恋なら
「んじゃー時間だし上がろうかー」
レジにいた茉愛菜さんが遠くの方にいる俺に告げる
おーもう終わりか
楽しかったのにな
「紗菜はまだやるんでしょー?」
茉愛菜さんのレジじゃないもう一つのレジにしゃがんでいる紗菜
「まだありますよー!
あー!帰りたい!」
そんなん言うならシフト無理すんじゃねーよ
「じゃあ私と尚志は帰るから
お客さんにも他の仕事仲間の人にも迷惑かけないようにね?」
「はーい」
こうして俺と茉愛菜さんは一緒にあがることになった
「今日は賑やかで楽しかったですね」
俺は家も近いのでチャリで通勤している
俺はチャリの鍵を外す
「賑やかなのはいいけど
ふざけるのはよくないからね!
ほんとにやめてね」
まだ少々怒り気味の茉愛菜さん
「ごめんなさいって!
そう怒らないで」
「怒るでしょ普通!」
まあそうだよなー
「何すれば許してもらえます?」
一か八かで言ってみる
まあほんとに反省してるんだよ