最後の恋なら
俺は立ち漕ぎでスピードを上げる
「ちょっとほんとに怖いよ!座って!」
「ここ左曲がればずっと真っ直ぐなんでそのまま行きますよ!」←聞こえてない
「 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄」
「え、ちょっと茉愛菜さん?」
立ち漕ぎをしている俺を座らせる茉愛菜さん
そのまま俺に抱き付いて離さなかった
「マジで怖いからこうしてていい?」
「……あ、はい」
美羽ともしたことないこの状況
ちょっと罪悪感も感じながら
真っ直ぐの道を漕ぎ続けた
それからどれくらい経ったのかわからないけど
少し心地良く感じてしまった