初恋キャラメリーゼ
「ねえ、そういえばさあ今度四人で一緒にでかけない?」
「四人?」
唐突な提案は真姫の十八番。
「うちのクラスの三浦くんに女の子紹介してって言われて」
「はあ?それであたし?」
「だって、すみれ好きな人いないでしょう?いい機会かなって」
「まあね…」
そのとき、司馬がチラッとあたしを見た気がした。
結局、理系クラスと文系クラスの分岐点で、あたしたちは別れた。
答えは保留。
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