文系女子と理系男子【完】
『わぁー、雪だ!』
ショッピングモールの外に出た瞬間、ちらちらと雪が降っているのに私は気付いた。
『ホワイトクリスマスだね…』
そう言って、隣にいる太一くんを見た私。
『…そうだね』
ドキン
…な、何?今のトキメキは…
太一くんの少し切なそうな横顔に私の鼓動が高鳴っていくのを感じた。
…そうか、やっぱり、私…太一くんのこと……好きなんだ
これが今日、太一くんと一緒に居て気付いたこと。